【沿革】

2000年 6月 有限会社シバリエ技術研究所設立

2002年 4月 岡谷事業所(岡谷ラボ)開設

2002年 5月 株式会社シバリエ技術研究所に移行

2003年 8月 独立法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)
産業技術実用化開発事業に採択される

2004年 1月 リジェンティス株式会社に社名変更

2005年 4月 ベンチャーキャピタルからの増資
第5バイオビジネスコンペJAPANにおいて優秀賞受賞

2005年 10月 長野県岡谷市にGMP準拠工場を新設

2005年 12月 医薬部外品、化粧品の製造業及び製造販売業としての承認を受ける

2008年 11月 東京事業所(ラボを含む)を移転


 【会社案内】

 リジェンティス株式会社は、平成12年6月、有限会社シバリエ技術研究所として設立され、医薬部外品、化粧品、健康食品等のヘルスケア商品の開発、産学官連携研究としての新規医薬品及び医療機器開発を行っているベンチャー企業です。核となる技術は、組織再生促進効果をもつポリリン酸ナトリウムの医薬品関連製品への応用です。ポリリン酸ナトリウムは組織再生促進効果以外にも、抗菌効果、抗炎症効果、毛乳頭細胞の増殖効果、歯石の沈着防止及び剥離促進効果等、種々の生理効果や有効な化学的性質を持っています。リジェンティス株式会社では、これらポリリン酸ナトリウムの新規応用性を幅広く権利化し、特に効果の高い「分割ポリリン酸」を商品化して医薬部外品に応用しております。
 また、産学官連携研究としては、平成13年度より文部科学省の産学官連携イノベーション創出事業費補助金における、ポリリン酸ナトリウムの歯周組織再生促進機能を利用した医薬品開発を進めており、大学発技術の応用にも精力的に取り組んでいます。また、平成15年度より、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による産業技術実用化開発助成金(国民の健康寿命伸延に資する医療機器等の実用化開発補助事業)の交付を受け、歯周病をターゲットとした新規医療機器の開発も推進しております。
 以上のように、ポリリン酸ナトリウムの生理作用を核とした新規技術の創出を中心として、高齢化社会に対応した新規ヘルスケア商品、医薬品、医療機器を開発し、社会に貢献することを弊社の責務と考えております。




 【ポリリン酸とは?】

 ポリリン酸は、リン酸が数個から数千個直鎖状に重合した高分子物質で、バクテリアから高等真核生物である哺乳類まで、あらゆる生物種の細胞内及び組織内に普遍的に存在している生体分子です。ポリリン酸が生命物質の1つとして認知され、生化学の研究対象になったのは1950年代からですが、その生理機能については近年まで未知の部分が多くありました。1990年代よりその代謝酵素の研究が進展し、生体内ポリリン酸の生理機能研究も同時に発展してきましたが、哺乳類のポリリン酸機能は現在でもほとんど未解決なのが現状です。
 しかしながら、近年、ポリリン酸が繊維芽細胞増殖因子である FGF を安定化することが明らかになりました。また、ポリリン酸は FGF の安定化だけでなく、FGF と FGF 受容体の親和性も高める働きがあることがわかりました (Shiba et al., J. Biol. Chem., 278:26788-26792 (2003))。
 FGF は組織の修復に大きな役割を持つサイトカインで、再生医療の分野で幅広く利用され研究が進んでいるタンパク質です。FGF の弱点の1つはそれ自体が非常に不安定であることであり、それを安定化させるポリリン酸の機能は、破壊された組織の修復を促進する機能をもつことになります。実際にポリリン酸が組織の修復を促進する効果のあることが動物実験や臨床研究でわかってきています。また、ポリリン酸は FGF の機能増強によって毛乳頭細胞の増殖も促進し、育毛効果を示すこともわかっています。
 自然界でポリリン酸は海底火山の熱水中に含まれています。その意味で、ポリリン酸は原始生命の発生に貢献した物質の1つではないかと考えられます。自然界ではポリリン酸は生命を形作る基礎的な物質として非常に重要な生体高分子であると思われます。今後、高等真核生物におけるポリリン酸の生理機能解明がさらに進めば、生命現象の根幹に係わる重要な事象がさらに明らかになると期待されます。